クラウド・コンピューティング

文系でも分かるクラウド・コンピューティング (0) – 記事のコンセプト

 

ー 今話題のクラウドとは何か?

皆さんは「クラウド」と聞いたら何を思い浮かべますか?もちろん「クラウド」とは「雲」を意味する言葉であり、もしかしたらそのまま雲を思い浮かべる人もいれば、某ゲームの主人公を思い浮かべる人もいるかもしれません(笑) しかし昨今では「クラウド・コンピューティング」、もしくは「クラウド・サービス」を指して使われることが非常に多くなってきており、それは私たちの生活の中で「クラウド」が身近なものとなってきていることに起因しています。

例えばですが、アップルのiCloudやGoogle Driveはクラウド・サービスの一種であり、クラウド・ストレージと呼ばれるオンライン上にファイルが保存できるサービスです。他にもNetflixやAmazon Prime Videoなどの動画配信もクラウド・コンピューティングを使ってサービスが提供されています。これだけ聞くと、クラウドって凄いなとは思っても、エンジニアではない人がわざわざクラウドを勉強する必要性は感じないかもしれません。

しかし実は、クラウド・コンピューティングはその信頼性とコストの安さから会社のウェブ・ホスティングやデータベース管理といった、ビジネスを行う上で必要な業務にも積極的に活用されるようになってきています。そのためクラウド・コンピューティングはエンジニアの人たちだけではなく、会社内における運用システムのコスト削減や効率化を考えているビジネスマンにとっても最低限知っておくべき知識となりつつあります。他にもクラウド・コンピューティングのコンセプトを理解することで、新しいビジネス・アイデアが生まれる場合も多いようです。

 

ー この記事のコンセプトについて

簡潔ではありますが、上記の説明でクラウド・コンピューティングについて知っておくことの重要性は少しだけ理解してもらえたかと思います。しかし、ここで一つ大きな問題があります。それは、いざ非エンジニア系の人がクラウド・コンピューティングについて勉強しようとすると、参考書やオンライン記事の内容がエンジニア向けの専門用語が多く使われてたり、コンピュータに関する一定の知識があるという前提で書いてあったりと、勉強の敷居が非常に高いことです。実は私自身もその障害に当たった一人でした。

この記事を執筆している現在、私はアメリカの大学に通う学生でバリバリのビジネス専攻です。しかしアメリカのスタートアップ事情や大手企業が続々とクラウド・コンピューティングを使ったビジネス展開を行なっている現状を知り、ある時、ちゃんとクラウド・コンピューティングについて学んでみようと考えました。しかし、先ほども述べたようにクラウド・コンピューティングの勉強は非エンジニア系には敷居が高かったため、初めのうちは初歩的なことを理解するのにも凄く苦労をしました。

実はこのウェブサイトもAmazon Web Services (AWS)という、2017年現在、世界で最も使われているクラウド・コンピューティングを使って自分で作成しました。掛かっているサーバー費用は月に600円ほどであり、それ以上にお金を払って使っていた某ウェブ・ホスティング会社におけるウェブサイトよりも快適に動いてくれています。クラウド・コンピューティングを当たり前に使えるようになった今だからこそ言えることですが、クラウドのコンセプトを理解したり、基本的な使い方をするだけであればエンジニアの知識はそこまで必要ないと言えます。(もちろんビジネスで使う場合にはクラウドに精通しているエンジニアに任せる必要がありますが。)

このような私自身の経験に基づき、「文系でも分かるクラウド・コンピューティング」では非エンジニア系でも分かってもらえるような内容でクラウド・コンピューティングの基礎を一連の記事として書いていこうと思います。深い理解よりも、ビジネスマンに求められるクラウドへの理解を重視して書いていくため、人によっては物足りなさを感じるかもしれませんが、理解のほど宜しくお願い致します。

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